良くデザインには統一感が必要と言われます。
私もWEBデザインを始めたなんか頃は、「統一感」について良く指摘されたものです。
WEBに限らず、様々なクリエイティブデザインには統一感が必要です。
では、なぜデザインに統一感が必要なのでしょうか?
使いやすくなる。
webサイトのデザインにおいては、とくに「統一感」は重要です。
WEBサイトの場合、ページ数が多いもので100ページ以上になる場合があるので、
それぞれのページでレイアウトが違ったりすると、非常に使い勝手が悪くなります。
例えば、ナビゲーションひとつとっても、各ページで配置が違っていたらどうなるでしょうか?
ユーザーは、サイト内で迷いこんでしまい、目的のページへ到達することができなくなってしまいます。
ユーザーはサイトに訪問した時点で、
無意識にどこになにがあるか、ページのレイアウトを認識しています。
ですので、サイト全体のレイアウトを統一することで、ユーザーを迷わず目的のページへ誘導することができるのです。
読みやすくなる。
チラシや名刺のデザインでは、統一感があるかないかで、その差が大きくでてきます。
統一感のないバラバラな印象を受けるデザインはとにかく読みにくいですね。
例えば、文字揃えが中央揃えだったり右寄せだったりすると、
視線がちらばって読みにくくなってしまいます。
レイアウトや文字を上から下まできれいに揃えてあげると、視線を送りやすくとても読みやすくなります。
ブランディングにつながる。
統一感のデザインは、あまり印象に残りません。
例えば、使っているフォントがバラバラだったり、クリエイティブによってイメージがバラバラだったり。
これらは、ブランディングという点ではマイナスです。
Appleや無印良品など、ありとあらゆるクリエイティブにおいて、統一化されたデザインには強い印象を受けます。
さらには消費者に覚えてもらいやすくなり、ブランディングにつながります。
企業のブランドイメージを正確に消費者に伝えるためにも、デザインの統一感は重要です。
見ていて気持ちがいい。
統一感のないデザインは、ゴチャゴチャしていて、その場から離れたくなってしまいます。
感覚的なものですが、WEBサイトの場合であれば、致命傷になりかねません。
WEBサイトにおいては、ユーザーに不快感をあたえることなく、コンテンツを気持ちよく読んでもらうことが重要です。
なにより、統一感のあるデザインは、美しいし見ていて気持ちがいいですね。
最後に
デザインの統一化は、ユーザーにとってもそうですが、制作側にとってもメリットは大きいです。
デザインを統一することにより、使い回しができるので、効率化することができます。
クリエイティブを作るたびにデザインを考えていては、時間がかかってしょうがないですよね。