WEBデザインで苦しまないための思考法

WEBを活用して、何かをしようとする人であれば、何かしらデザインというものに触れているはずです。

ちょっとしたアイキャッチ画像やバナーもデザインと言えるでしょう。

しかし、デザインを始めた頃というのは、なかなか思い通りにいきません。私もそうでした。

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かっこ良さを追求してしまうと苦しみます。

なぜ、上手く行かないのか?

それは、「かっこ良さ」を追求するからです。

デザインを始めた頃というのは、自分が下手なことが分かっているから、上手くつくろうとします。

そうすると、上手い人のデザインが目につき、自然とかっこ良さを追求してしまいます。

しかし、よほどのセンスがない限り、かっこ良さを追求してしまうと苦しみます。

かっこ良さというのは、趣味志向の世界で、人それぞれ自分が描いているかっこ良さがあり、正解がありません。

そこを追い求めようとしても、答えが見つかりません。

たとえ、自分が作ったデザインがかっこいいと思ってても、次の日になったら「あれ?」と思うこともあります。

自分が思うかっこ良さというのも、日々変わっているのです。

そうやって、できたデザインがユーザーに伝わるでしょうか?

当然なにも伝わるものはありません。

かっこ良さではなく、「分かりやすさ」や「使いやすさ」を追求する

では、どうすれば苦しむことなく、ユーザーに伝わるデザインができるのか?

それは、とても簡単なことです。

かっこ良さではなく、「分かりやすさ」や「使いやすさ」を追求していけば良いのです。

例えば、バナー画像をデザインする場合、かっこ良さを追求すれば、その答えは無数にあり、途方もない作業になってしまうでしょう。

しかし、分かりやすさやクリックのしやすさを追求すれば、その答えは限られます。

  • 分かりやすさであれば写真やイラストの選定
  • クリックのしやすさであれば、キャッチコピー
  • 目立たせたいのであれば、文字のフォントや色や大きさ

など、限られたスペースに何をどう配置すればユーザーは分かりやすいのか?クリックしたくなるのか?を考えれば良いだけですから。

デザインもPDCAを繰り返して、より良いものしていかなければならない

例えば、ナビゲーションの場合、かっこ良さを追求する人はあまりいないけど、たまに見かけるのが英語表記。

中学生でも分かるような英語であれば良いけど「何て書いてあるの?」とユーザーに思わせては、ナビゲーションの意味がありません。

サイトを作るとき、ユーザーにどういうルートを辿ってほしいという導線を設定するはずです。

ある程度、その仮説通りにユーザーを導いていくのが、ナビゲーションにおけるデザインの役割だと思います。

もちろん、直帰率や回遊性が悪ければ、導線自体が間違っているので、デザインを作り直す必要があるでしょう。

デザインもPDCAを繰り返して、より良いものしていかなければなりません。

デザインは出来上がったときではなく、注文やお問い合わせなど、しっかり結果がでたときに初めて満足できるのです。

デザインによってブランドイメージを壊してはいけない

ここまでは分かりやすさや使いやすさを追求することについて話してきましたが、もうひとつ重要な要素あります。

それは、ブランドイメージを守るということです。

これは大手企業などに限った事でなく、これからブランディングをしていこうという方にも共通することです。

どんなジャンルであっても、何かしらユーザーに感じてもらいたいイメージというものがあると思います。

ざっくりいえば、

「安心感」「高級感」「清潔感」「親しみやすさ」

といったところでしょうか。

そういったものは、デザインを作るときに常に意識をしておかなければなりません。

とにかく目立たせようとか、面白いものにしようとか、という意識だけでデザインをしてしまうとこれまで作り上げたブランドイメージを壊しかねません。

そうならないためにも、トーン&マナーを作っておくのも良いですね。

最後に

WEBデザインというこだわりのある人ほど、かっこ良さというものに固執して苦しんでしまいがちです。

私も以前はそうでした。いろいろ経験していくうちに、そういった苦しみのほとんど、はっきり言って無駄だということがわかりました。

ユーザーはWEBデザインのかっこ良さなんか、ほとんど気にしていません。

それより、いかに

ユーザーにとって、分かりやすくて、使いやすいかのほうが何十倍も大切なのです。

WEBデザインをはじめたばかりの方や上手くいかないという方は、まずはユーザー目線でデザインを作ってみてはいかがでしょうか。

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