スイッチ | ブログ・サイト運営を応援するWebマガジン

文章で伝えることは翻訳するということである


文章を書く場合、「翻訳する」という考え方が大切になります。
「外国語を変換するわけじゃないのに翻訳?」と怪訝に思うかもしれません。
ですが、文章とは自分の中にある知識や情報、感情を伝える行為ですので、それを文章に変換するという意味で翻訳とも言えるのです。

なぜ文章に翻訳という考えが大切なのか?

文章を書くということは何かを伝えたいからだと思います。
それは頭の中にある、あやふやなものなので、言語化=翻訳という作業が必要になってくるんですね。
つまり、文章における翻訳作業とは、「頭の中にある情報を自分の言葉で分りやすく返還する」ことです。

例えば、世の中には難解な書籍や事柄がたくさんありますよね。
書籍であれば、哲学書や専門書、心理学書などなど。
書籍以外にも、アベノミクスなどの経済用語、世界情勢、医学用語など、理解するのが困難な事柄がたくさんあります。

あなたがそうした難しい知識を持っていて、誰かに説明しようと思ったとします。
知識というのは頭の中にあるものですので、この作業を行うためには知識の言語化をしなくてはいけません。
そのために行う変換作業が翻訳なんですね。

分りやすい例が、少し前にヒットしたもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらという本です。
これは難解なドラッカーの本を高校野球を題材にして、噛み砕き分りやすくした本です。筆者がドラッカーの本を読んで得た情報を、高校野球小説という形で翻訳しているんですね。

こうしたハウツー本というのはほとんどが翻訳と言えると思います。
ハウツー本(とくにビジネス系)が売れるのは難解な物事をやさしく翻訳しているからです。

挫折してしまいそうな難しい物事を翻訳作業を行うことで、誰にでも理解しやすいという付加価値をつけているんですね。

なにか調べ物をして文章にする場合でも、情報の吸収→知識→文章化というプロセスをするので、翻訳するという考え方が必要になってくるのです。

直訳ではなく翻訳をすることが重要

翻訳作業をするときに注意しなければいけないことがあります。

それは直訳になってはいけないことです。

一流の翻訳者は外国語を日本語にするだけでなく、自分なりの考えや視点を入れてより分りやすくかつ、おもしろくすると言われています。

文章の翻訳もこれとおなじであなたの意見を入れる必要があります。
「こう表現すればおもしろいかも?」、「こう書けばもっと伝わりやすい」などなど、あなたならではの独自視点が必要になってくるんですね。

例えば、おもしろいと思った本をブログで紹介するとしましょう。
あらすじや内容をただ要約してもそれは直訳にすぎません。
そういったものはアマゾンなどのレビューでも読むことができますし、他のブログでも書かれていますので、埋もれてしまう可能性が高いです。

そこであなたならではの視点や切り口から紹介するのです。

  • 聖書から学べる読ませる文章作成法
  • アリストテレス「弁論術」を商売繁盛に活かす方法
  • 宮本武蔵「五輪の書」とサッカー・ブラジル代表の共通点

などなど、「自分はこのように思った」という意見を加えて、分りやすくしつつ、読んで興味深いものにするのです。

ただ単に物事を分りやすくしただけの文章は翻訳ではなく直訳です。
そういった文章は正直おもしろくありません。
ただの説明文でしかないため、どこかで読んだようなありふれた文章になってしまいます。もちろん仕事などで事務的に説明するのであれば、直訳でもかまいません。

ですが、ブログやSNSなどで読ませる記事を書きたいのであれば直訳では不十分です。「自分はこう思う!」というのあなた独自の意見を加えたものこそが翻訳と言えるのです。

翻訳作業をおこなえば理解力が上がる

翻訳作業を実際に行ってみるとわかりますが、想像以上に自分が理解していないことに気づかされます。
理解していたつもりでも、人に伝えるため、いざ文章化しようとすると上手くできないんですね。これは理解が浅いため、頭の中に書く材料が足らず文章化できないためです。

また、情報をインプットして頭の中に詰め込む行為と、文章という形にアウトプットするという行為は別物です。

記憶は主に右脳で、言語化は左脳で行うんですね。
机の上での理解は右脳というメモリーに記録されただけですので、メモリーの文章化には左脳の整理整頓、文章という形にするための再構築が必要になります。
この一連の翻訳作業を行えば、その物事に対しての理解力が深まりますので、伝える力も大幅に上がります。

「人は教えることによって、もっともよく学ぶ」

これは古代ローマの哲学者セネカの名言です。
この言葉通り、物事の理解力を高めるには誰かに伝えるのが一番なんですね。
理解してもらえるように伝えることで、知識の再確認ができ定着につながり、理解があやふやだっとことに気づいたり、あらたな視点を発見したりできるのです。

まとめ

  • 何かを文章で伝えるということは頭の中の情報を文章化するということ。
    それはあやふやなものなため、分りやすく変換する=翻訳という考えが大切になる。
  • ただ物事をそのまま分りやすくしてもそれは直訳にしぎない。
    自分の意見を加えることで翻訳と言える文章になる。
  • 翻訳作業を行うには深い理解が必要になる。
    そのため自然と翻訳する物事に対して理解が深くなる。

Sponsored Links

こちらの記事もおすすめです!

シェア頂けると励みになります!

ブログ更新情報はこちらから発信しています。

【完全保存版】ショッピングカートASP徹底比較2018

運営者情報

荒木 厚(株式会社コクリ 代表)

デザイン会社、WEB運営会社を経て、「株式会社コクリ」を設立。 Wordpressを使ったWebサイトやネットショップの企画・制作、SEO・リスティング広告を使った集客支援をしています。