リスティング広告初心者でも成果を出せる!絞り込み部分一致とは?
こんにちは、WEBマーケッターの荒木です。
リスティング広告の絞り込み部分一致をご存知ですか?
先日、同業者の方と話す機会があったのですが、絞り込み部分一致の存在を知らなかったようです。
プロの方でも知らないということは、一般の方にはまだ浸透していないのかもしれません。
リスティング広告は、絞り込み部分一致の登場により、知識の少ない方でも成果を出しやすくなりました。
今回は、その絞り込み一致のメリットやその他のマッチタイプとの違いについてのお話しです。
リスティング広告のマッチタイプの種類
まずは、リスティング広告のマッチタイプについて、ご存知でない方のためにおさらいです。
マッチタイプとは、登録キーワードに対して、ユーザーが検索に使用したキーワードがどのような形式の場合に広告を表示するかを決定するものです。
マッチタイプには、「部分一致」「絞り込み部分一致」「完全一致」「フレーズ一致」の4つに分類されます。
それぞれの特徴について、まとめたものが以下となります。(Google adwordsヘルプより引用)
部分一致
部分一致では、語順を問わずそのキーワードの語句が含まれる検索語句に対して広告が表示されます。検索語句に他の語句が含まれる場合も対象です。
登録キーワード マッチする検索語句の例 女性用 ぼうし 「女性用 ぼうし」
「購入 女性 ぼうし」
「女性 キャップ」
「ぼうし 女の子」
「女性 ぼうし」
「購入 赤色 ぼうし 女性」
完全一致
検索語句がキーワードと完全に一致し、前後に他の語句が入力されていない場合のみ広告が表示されます。
完全一致キーワード マッチする検索語句の例 マッチしない検索語句の例 [女性用 ぼうし] 「女性用 ぼうし」
「女性用ぼうし」「購入 女性 ぼうし」
「女性 ぼうし セール」
フレーズ一致
キーワードと完全に一致するフレーズ、または前後に他の語句を含むフレーズが検索された場合に広告が表示されます。
フレーズ一致を使用することで、より詳細なターゲット設定を行いながら、より多くのユーザーにリーチできます。
言い換えれば、キーワードのマッチ対象が制限され、お客様の商品やサービスとの関連性が低い検索語句に対しては広告が表示される機会が少なくなります。
完全一致キーワード マッチする検索語句の例 マッチしない検索語句の例 [女性用 ぼうし] 「女性用 ぼうし」
「女性用ぼうし」「購入 女性 ぼうし」
「女性 ぼうし セール」
絞り込み部分一致
部分一致キーワードの語句にキーボードのプラス記号(+)を追加すると、その単語(表記のゆれなどを含む)で検索された場合にのみ広告が表示されるようになります。語順は問いません。
絞り込み部分一致の場合、ユーザーが類義語や関連語句を検索したときは広告が掲載されないので、部分一致より対象範囲を絞り込むことができます。
部分一致より表示回数が減るとしても関連性を高めたいという場合は、絞り込み部分一致を使用すると効果的です。
絞り込み部分一致 マッチする検索語句の例 マッチしない検索語句の例 +女性用 +ぼうし 「女性用 ぼうし」
「購入 女性 ぼうし」
「ぼうし 女性用」「ヘルメット 女性」
「女性用 サンバイザー」
部分一致では、ムダなコストが多く発生してしまう
部分一致の場合、こちらが想像できないような検索ニーズを拾ってくれるというメリットの反面、
ムダなキーワードまで拾ってきてしまうというデメリットがあります。
その結果ムダなコストばかりがかかって、肝心なコンバージョンに結びつかないということに。
そのため、そのようなムダなコストをできるだけ発生しないように、除外キーワードを活用して関連度の低いキーワードを拾ってこないように対策を行う必要があります。
完全一致では、ムダなコストが多く発生してしまう
完全一致の場合、ムダなコストが発生しにくいという反面、
キーワードの広がりがないため取りこぼしが発生するというデメリットがあります。
その結果、とれるはずのユーザーを集めることができず、コンバージョンが伸びてくれません。
そのため、完全一致で登録する場合は、想像されるキーワードを網羅する必要があります。
フレーズ一致は、完全一致のデメリットを補ってくれる。しかし…
完全一致ではどうしても拾えるキーワードが限定的になってしまうため、取りこぼしが発生する可能性がありますが、
フレーズ一致を使うことにより、そういうった完全一致のデメリットを補ってくれます。
しかし、語順が同じ場合のみという制限があるため、想像できる検索ニーズの範囲を超えることができません。
絞り込み部分一致の登場で、フレーズ一致の抱える課題も解消!
フレーズ一致は、完全一致のデメリットを補ってくれるものの、語順の制限があるため完全一致の拡張版という感じで活用してきました。
どちらかというと脇役的な役割ですね。
しかし、「絞り込み部分一致」は、フレーズ一致と役割が似ているものの、その働きはまったく違います。
まず、フレーズ一致のように語順の制限がないため、キーワードの拡張性が大きく高まりました。
完全一致の拡張版というより、部分一致にかなり近い進化してくれています。
それでいて、部分一致のようにムダなキーワードまで網羅することはありません。
おそらく、絞り込み部分一致の登場でフレーズ一致の抱える課題も解消されたと思います。
絞り込み部分一致により、ムダなコストダウンだけでなく、コンバージョンが倍増するケースも
私も、絞り込み部分一致の登場で、リスティング広告の運用方法がガラリと変わりました。
これまで「部分一致」や「完全一致」を軸にキーワードを配置していたものが、「絞り込み部分一致」を軸にキーワードを配置するようになりました。
リスティング広告の運用を始めたばかりの方の中には、まだまだ部分一致のみで運用されている方が多いと思います。
そんな方は、今すぐ「絞り込み部分一致」を設定しましょう。
軸となるキーワードに「+」を追加するだけです。
「絞り込み部分一致」を設定することにより、
ムダなコストダウンになっただけでなく、コンバージョンが倍増したケースもあります。
運用面においても、部分一致に除外キーワードを設定したりするような業務の負担軽減にも繋がります。
絞り込み部分一致の設定がまだの方は、この機会にぜひ。
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運営者情報
荒木 厚/アラキアツシ
デザイン会社、WEB運営会社を経て、「株式会社コクリ」を設立。 市場調査からマーケティング戦略の立案、インターネット広告を活用したWEBプロモーションなど、商品サービスがブランド化されるまでのトータルプロデュースを行う。 株式会社コクリ 代表